【寫眞の唄】二〇二四年四月二九日 月曜日

子供の頃、満足いくようなことは何もなかった。

勉強がすごくできたこともないし、運動もそこそこ。

芸術に秀でたことも特になかった。

有り体にいえば、才能がなかった。

決められたフォーマットに合う才能がなかったから見つけられなかったとも言える。

また、才能を育てる心も持ち合わせていなかった。

人と比べられることは嫌。だけどみんな比べて競っている。

そこに乗っかることに意味を見出せなくて、才能を伸ばすのはそういうことなんだと思うと嫌気がさした。

本当なら、自分が一番やりたい、やりたいということは長く続くものを見つけられたらよかった。

そして、競争せず自分のために伸ばすということを知っていたらよかった。

そんなことを、故郷を歩いて思った。

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