【寫眞の唄】二〇二四年四月二六日 金曜日

僕は電車に乗らない。

もう何年も、特例をのぞいて、乗ってない。

電車に乗ると、汗が出る。

いわゆる、緊張汗というやつだ。

体調不良になったことも何度もある。

他人との境界線を強くもつ僕の場合、あの乗り物は合わない。

都内なら全く身動きができないほどの満員電車も珍しくない。

僕はあの鮨詰めを見るたびに、異常だと思ってしまう。

みんな我慢しているから仕方がないとは思えないのだ。

光景が異常すぎて、みんなが我慢していることの方が異常だと思ってしまう。

あの異様な空間にいれる人は異常である。

そう思ってしまうと、余計にその人々の中に入ることはできない。

本当に異常なのは、僕の方なのに。

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