【寫眞の唄】二〇二四年四月二八日 日曜日

ネモフィラには清々しい心、許すという花言葉があるらしい。

許すというのは手放すということだ。

許せない心を手放す。執着から解放する。

それは確かに清々しく見える。

しかし執着を手放すというのは、そう清々しいものではない。

生々しく、痛みを伴う行為だ。

清々しくみえるだけで、自分の肉体を引き裂くようである。

そんな許すという行為と清々しさを同じ花の花言葉に使うとは。

表面だけは清々しく見えるだろうが、本人の心の内が清々しいかどうかなど本人以外わからない。

清々しいと称賛されても、上部の言葉にしか受け取れない。

ネモフィラに罪はないが、嫌いになった。

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