【寫眞の唄】二〇二四年四月五日 金曜日
どうもバランスを崩していた。
崩していたのか、崩れているままなのか。
しかしそういうことにも慣れた。
歳をとるのも悪いことではない。
前もあったな。と、その対処療法も身についている。
あるがままを見つめ、心の水面が揺れるのを、
ただ眺め、なだらかになるのを待つ。
その間に水に石を投げ、波紋を広げるから長引くのだ。
ただ待つ。そして、待つ中で自分の美意識を崩さない。
水面が揺れる時ほど、心のうちを静かに保つ。
それがいちばんの薬だ。
2024-04-05 by
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